商品豆知識
吹き戻しの意外は効果
昔懐かしい紙製おもちゃ「吹き戻し」が、ぜんそく患者の子供に腹式呼吸を教えるのに役立つと、医療現場で活躍している。効果は小児科医の学会でも取り上げられ、ぜんそく症状の子供の増加を懸念する文部科学省は「ユニークな試み。幼児の興味を引き有効では」と注目している。
勢いよく吹いてもらうことで吸気の最大値を把握。ぜんそくの前兆には吸気量が落ちることから、体調を把握できるので「言葉が理解しにくい幼児も、遊び感覚で呼吸訓練が続けられることから吹き戻しによるモ治療モを続けている。

脳性まひの障害児が呼吸法を身に付けられるようになど、養護学校からも教材用の注文が届くという。
文部科学省によると、ぜんそく症状の子供の割合は99年度、幼稚園児が100人中1.5人、小学生が2.6人、中学生2.0人で、30年前に比べ小学生で6倍、中学生では20倍も増加。同省学校健康教育課は「発作時は息を吐くのが難しくパニックに陥る子もいて、前兆を早くつかむことが大切。おもちゃの活用は興味深く、幼い子に効果がきたいできる」としている。
【吹き戻しの裏技】
羽根も何も付いていない普通の吹き戻しの先の部分を3センチほど爪でのばしてバネの巻き癖を取ってしまうと、なんと、吹くと先の部分がぶるぶると震えだす。